2005年08月27日

「ナイアガラ」最後のアルバム

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 あなたは「ナイアガラ」という音楽レーベルをご存知だろうか。30代より上の年齢層の人は知っている方が多いのではないでしょうか。これは、あの「大瀧詠一」が1974年に設立したレーベルであり、日本の音楽シーンに一時代を築いた記念すべきレコード会社でした。
 大瀧詠一は1969年に細野晴臣、鈴木茂、松本隆らと結成した伝説のグループ「はっぴいえんど」解散後、自らのレーベル「ナイアガラ」を立ち上げます。そしてアルバムの第一弾として「SONGS」を発表。このアルバムは、これまた今や伝説となったグループ「シュガー・ベイブ」山下達郎・大貫妙子が参加)によるものであり、このレーベルがその後の音楽界に及ぼした影響力は計り知れないものでしょう。
 立ち上げ当初はあまり「成功」の二文字と縁がなかった(彼のマニアックな音楽センスがまだ時代に受け入れられなかったのでしょう)のですが、1981年に発表した「A LONG VACATION」がミリオンセラーとなり、その後「EACH TIME」等ヒットアルバムを手掛け、一躍有名レーベルに成長します。
 そんな「ナイアガラ」レーベルがミリオンセラーとなる前の1978年、ナイアガラ第一期の終焉に製作されたのが
「LET'S ONDO AGAIN」 

というアルバムでした。
 まだまだセールス的に売れなかったナイアガラレーベル。その終焉に相応しく、「当時、多く見積もっても500人ぐらいにしか聞いてもらってない」(大瀧詠一本人談)というほど売れなかったアルバムでした。(かけた制作費はナイアガラ第一期の最高額だったそうですが)
 その内容たるや、大瀧詠一の真骨頂「音頭」「コミックソング」が半々の、ノリとユーモアに溢れたアルバムとなっており、その余りのくだらなさとユーモアセンスに聞き惚れてしまいました。
 このアルバムと出会ったのは今から約10年ほど前、とあるラジオ番組でピーター・バラカン氏が「私の大好きなこのアルバムがCDになったんですよ」と言って曲を紹介していた番組を聴いた私の姉が「えらく気に入ったんで買ったから良かったら聴いて」と貸してくれたのが最初でした。「A LONG VACATION」や「EACH TIME」は持っていたので大瀧詠一の名前やナイアガラレーベルは知っていたのですが、よもやこのような怪しげなアルバムがあったとは知る由もなく一撃でツボにハマってしまいました。この感性、私にとっては飛びっきりの快感です。
 このCDは「ソニーミュージックエンタテインメント」より1996年3月21日に発売され、現在も販売されています。大型CDショップやネットショップ(Amazon等)などで手に入りますので(CDショップは注文になるかもしれませんが)興味がある方は是非聴いてみて下さい。抱腹絶倒間違いなしです。また、「A LONG VACATION」の一つ前に製作されたアルバムとして聞き比べてみるとそのギャップがまた面白いでしょう。固い頭をとうふに戻せるお勧めの一枚です。
posted by 矢島桐人 at 13:56| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

時計じかけのオレンジ

時計じかけのオレンジ.bmp 
「時計じかけのオレンジ」という映画がある。監督は「スタンリー・キューブリック」。20世紀を代表する、(アーティスト)と呼べる数少ない映画監督の一人でした。
 舞台は近未来のロンドン。夜な夜な暴力と性の快楽に興ずる不良少年「アレックス」を中心に、人の心の奥底に潜む闇、そしてそれを取り巻く環境、国家機関への強烈な皮肉、人間を統制することに対する危惧、その他数多くの主題と問題提起を含んだ問題作です。
 人を人として扱うとき、その人がたとえ悪人でもその人格を尊重するべきなのか、それとも社会と言う名の枠組みの中で強制的に善人に是正するべきなのか、人が人を管理する、そのこと自体に問題があるのか、真実は私にはわかりません。恐らく、永久に誰にも判断できる事ではないでしょう。
 かたっ苦しい話になってしまいましたが、管理社会とそこに生きる人々の葛藤を鮮烈に描いた、キューブリックならではの映像美学がそこにあります。R指定のある作品なので子供たちに見せることは出来ませんが、分別のある大人の方にはお勧めです。
 スタンリー・キューブリック監督は数々の名作を発表し、1999年3月7日、ロンドンにて亡くなられました。享年70歳。改めてキューブリック氏の死を悼み、ご冥福をお祈り申し上げます。
posted by 矢島桐人 at 21:39| 福岡 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月18日

拉麺迷宮への招待

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 私はラーメンが大好きです。「何が食べたい?」と聞かれたら2回のうち1回は「ラーメン食いたい」と言うほどのラーメン好きです。(実際にはそうそういつもは食べられないのですが)
 そんな私がお勧めのコミックが「ラーメン・ラビリンス」
 作者は「市東亮子」。「BUDBOY」「やじきた学園道中記」など個性的な作品で知られる人気作家です。この作品は「別冊プリンセス」(秋田書店刊)で掲載され、短いシリーズながらその独特の内容とパロディ・ギャグセンスでいまだに高い人気を誇っています。
 時代は20XX年、権力者がその権威を民衆に誇示するため、最も民衆の食生活に浸透している食べ物を禁じた悪法「禁麺法」。それによって人々はラーメンを食べることが出来なくなってしまった・・・そこに現れた少年錬麺術師(錬金術ではない)ラビリンス。パートナーのトリスと共に人々に食の幸せを与えるべく日夜奔走する、素敵(笑)な話です。
 この作品に登場するラーメンたち、とりわけ第二話「インスタント・ラーメン・ラビリンス」に登場する懐かしのインスタント・ラーメンたち、当時を知っている私にとって(歳がバレるかな)あまりの懐かしさに思わず涙腺が緩んだほど・・・。やはりラーメンとは大衆の文化であり至極の素材なのだと改めて実感させられた、そんな作品です。(言いすぎかな?)
 ああ、ウチにもラビリンス君が一人欲しい。そんなことを考えてしまう今日この頃です。
 ちなみに、当時のインスタント・ラーメンはハウス食品の「タマゴメン」が好きでした。そういえば量の調整が出来る「ちびろく」も良かったし、「ワンタンメン」もシンプルで好きだったなー。ああ、止まらない・・・そしてエンドレス・・・。
posted by 矢島桐人 at 20:06| 福岡 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月17日

2億5千万年前よりの使者

細腕三畳紀.bmp
 
 「細腕三畳紀」という作品がある。アフタヌーン(講談社刊)で2001年1月号から10月号まで掲載され、アフタヌーンKCとして一冊のコミックとして発売している。作者は「あさりよしとお」。現在、私が好きな漫画家の中でもトップクラスに位置する作家である。
 この作家の作品は、一言で言って《怪しい》。まさにこのブログで紹介するに相応しい漫画家である。
 その《怪しい》漫画家の、とりわけ怪しくて訳のわからない作品がこの漫画である。
 舞台は現代、そこになぜか当たり前のように存在している〔三葉虫〕。それを取り巻く人々の愛と葛藤、ペーソス、人としての生き様、生き物としてこの世に生を受けた意味、あらゆる要素が詰まった、まさに「快作」(怪作ともいう)である。(三葉虫さんの扱いがかなり可哀想ではあるが・・・)
 この〔三葉虫〕に関わった10人の主人公たち(人ではないものも含まれるが)のたわいもない日常のエピソード(本当か!?)を綴った、ある意味何かを考えさせられる深い(のかな?)作品である。パロディー要素も満点で、娯楽作品としても楽しめるので家族みんなで楽しんでほしい一冊です。きっとあなたも〔あさりマジック〕にはまり、怪しい世界へと邁進する事でしょう。
 ちなみに私は、エピソード8の「佐藤君の場合」がお気に入りです。
 
posted by 矢島桐人 at 23:09| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

福岡のFM局が生んだ絶品の焼酎

 福岡にあるラジオのFM局「FM福岡」。そこで金曜日の午後からオンエアされている人気番組が「BUTCH COUNT DOWN RADIO」です。12時から20時までをぶっちぎるバラエティカウントダウンショー(12:30〜13:30迄は別番組が入りますが)と銘打って色々なジャンルで楽しめる、私のお気に入り番組の一つです。
 その中で、企画の一つとしてオリジナルの焼酎を制作・紹介するコーナーがありまして、出来上がったその焼酎が「のみたらんて(nomitarante)」「のみすぎんと(nomisugint)」の二種類。
 その旨さの秘密は清酒取り純米焼酎。一般の焼酎とは違い、いちど醪(もろみ)を搾って純米酒をつくり、低温で蒸留。吟醸の良い香りがそのまま残り、軽い味わいと、まろやかな口あたりが心ゆくまで楽しめる純米焼酎です。
 非常に手のかかる行程を経て造られた、非常に希少価値の高い純米焼酎です。(現在、北九州と山口だけで販売されています。何故福岡で販売していないのか《怒》
「のみたらんてnomitarante)」はアルコール度数25度。「のみすぎんと(nomisugint)」はアルコール度数40度と高めになっています。
 プロデュースをしたのはFM福岡の迷(?)プロデューサー「謎のアジア人」。本当に自分の舌で確かめないと〔旨い〕と認めないこだわりの人です。食に対する知識は半端ではなく、この番組内のコーナー「ザ・メシュラン」ではその才能を遺憾なく発揮し、過去紹介された店の中で、わたしが来店した店(およそ20店舗位)にハズレは一カ所もありませんでした。これはすごい。
 この焼酎の製造は「窓乃梅酒造株式会社」。佐賀県にある清酒の蔵元で、元禄元年(1688年)の創業以来、300年以上の歴史を持つ九州の有名な蔵元です。
 この焼酎、口当たりの良さと、喉ごしのさわやかさ、深い味わい、日本酒の良さと焼酎の良さを兼ね備えた、まさに(至極)の焼酎であります。
 なかなか手に入りにくいのですが、限定で通販もやっているので興味のある方は一度試してみられては如何でしょうか。私の、米焼酎の中では一押しです。
 Dream Mail 通販サイト https://www.dreamcatalog.jp/scripts/itemv.php?mdh_id=1525&dc=dcdw_01
 FM福岡公式サイト http://fmfukuoka.co.jp/index2.html
posted by 矢島桐人 at 23:24| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月05日

TV版「電車男」のオープニング

 先日、某テレビプログラム本の読者投稿欄で、TVドラマ「電車男」の質問に対する回答で、タイトルバック(オープニング)を手掛けているのが、私の中でトップ3の中に入るアニメスタジオ「GONZO」と書いておりまして、「これは一度観るっきゃない!」とばかりに録画予約をし、いざオープニングを観てみると・・・
ぶっとび!!!

 もろDAICON FILMの「DAICON4オープニングアニメーション」ではありませんか。
 音楽も同じ「ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)」のアルバム「TIME」に収録されている「Twilight」という曲だし、映像、アングル、効果、もう笑っちゃうしかないくらいのもろパクリであります。まあ、元々「GONZO」を立ち上げたのが、DAICON FILMの制作スタッフがその後立ち上げたアニメーションスタジオ「GAINAX」から、さらに独立した制作会社なので、ある意味納得してしまいますが。
 詳しい内容はとても分かり易い比較をしておられるサイトさんがあったので、こちらを参考にすると良いのでは。  http://homepage2.nifty.com/kugo/050701.htm#050707
 当時、あの作品に燃えた(萌ではない)頃が思い出されて、久々に熱くなってしまいました。思わず古いビデオテープを引っ張り出してきて「3&4オープニングアニメーション」「快傑のーてんき」「愛國戦隊大日本」「帰ってきたウルトラマン」「八岐之大蛇の逆襲」と一気に観てしまいました。
 このような作品が一般人の目に《普通》に触れるようになるとは、良い時代になったと言うべきか、世も末だ・と嘆くべきなのか、あなたはどう思いますか?
 DAICON FILM     http://www.gainax.co.jp/soft/daicon/index.html
 フジテレビ「電車男」番組サイト http://wwwc.fujitv.co.jp/denshaotoko/index.html
posted by 矢島桐人 at 22:51| 福岡 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月02日

劇場版「鋼の錬金術師」観てきました!

 去る7月31日(日)、劇場版「鋼の錬金術師」観て参りました。劇場は『TOHOシネマズトリアス久山』。
 この作品、TVシリーズのファン以外の方にはいまいちお薦めしない方がよいかも。正直、TVシリーズ観てなかった方には話が見えないであろう内容でした。完全にTVシリーズ(アニメ版)の完結編という内容で仕上がってます。
 されど、TVシリーズで盛り上がった方にはかなり楽しめる内容になっていたのではないでしょうか。構成、演出、キャラクターの動き、声優陣のノリ、笑いのツボ、どれをとってもTVシリーズの極上エッセンスをふんだんに盛り込んだ快作となっています。
 ネタバレになるので詳しい内容には触れませんが、成長したアルがなかなかに良い。鎧の時代が長かったのに立派になっちゃって、へたすると錬成においても兄貴より上かも。エドの美的感覚も成長がないし、相変わらず良いコンビ的な兄弟です。他のキャラクターもオールスターキャストで、ほとんどの主力メンバーは多かれ少なかれ顔出ししていました。(スタッフの方々、ご苦労様です)
 扉の向こう側の世界とこちら側の世界、二つの世界の境界線、そこに渦巻く人の業と欲望、畏れ、渇望、全ての葛藤が渾然一体となって押し寄せてくる(未知なる世界への畏怖)、人の心の奥底に秘められた光と影の世界、およそ一つの作品に描かれる内容としては十分すぎる「濃さ」を感じる作品に仕上がっていました。
 かなり堪能できた作品ですが残念な部分が一つだけ。私の大好きな「ヒューズ」さんの、現世(扉の向こうの世界)での扱いが何となくイマイチだったかな、そんな気がします。あとはかなりの高得点が付けられる作品でした。
 劇場版「鋼の錬金術師」公式ホームページ http://www.hagaren-movie.jp/index2.html
posted by 矢島桐人 at 23:36| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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